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太地半島を疾走! 和歌山で国際自転車レース

一斉にスタートする各チームの選手(4日、和歌山県太地町太地で)
一斉にスタートする各チームの選手(4日、和歌山県太地町太地で)
息を切らしながら急坂を上る選手
息を切らしながら急坂を上る選手
 国際自転車競技連合(UCI)公認の自転車レース「ツール・ド・熊野」の第2ステージが4日、和歌山県太地町内であった。国内外の選手が抜きつ抜かれつの激しい攻防を繰り広げた。

 新宮市のNPO「スポーツプロデュース熊野」が主催。新宮市のキナンをメインスポンサーとする自転車ロードレースチーム「キナンレーシングチーム」など国内チームのほか、マレーシアやアメリカなど海外のチームから計約100人が参戦した。3日には三重県熊野市などを走る第1ステージ「熊野山岳コース」があった。

 4日は太地町内の太地半島を周回する104・3キロで実施。スタート地点を一斉に飛び出した選手は、チームのファンや住民の応援を受けながら懸命にペダルをこぎ続けていた。

 レースは、キナンレーシングチームの山本元喜選手とトマ・ルバ選手が1、2位を飾り、ゴール直後にガッツポーズを見せた。表彰式で山本選手は「地元で開催されたレースということで応援の力が大きく、最後まで一生懸命(ペダルを)踏み切ることができた」と喜びを語った。

 ツール・ド・熊野の前日の2日に古座川町内で開催予定だった「古座川国際ロードレース」は、大雨の影響で中止となった。大会実行委員会の須川陽介委員長(39)は「開催したいという気持ちで準備を進めたが、選手や審判、ボランティアの皆さんが事故に遭ってはいけないと思い中止した。すでに来年開催の方向で動いている。なんとしてでも走らせたい」と話している。
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