「田辺商工フェア２０２３」が２２日、和歌山県田辺市文里２丁目のハナヨアリーナで開幕した。６５事業所がブースを出し、自慢の商品やサービスをＰＲ。魅力を実感できる体験イベントもあり、家族連れらでにぎわっている。２３日まで。


　田辺商工会議所青年部と実行委員会が主催、紀伊民報などが後援している。コロナ禍で中止、会場移転などがあり、ハナヨアリーナでは４年ぶりの開催となった。

　「親子と地域がつながるバイローカル」をテーマに、地元の店、サービスの素晴らしさを子育て世代に知ってもらうのが狙い。各事業所が工夫を凝らして、来場者を呼び込んだ。

　中でも人気を集めたのが、子ども向けの体験。小学生らが真剣な表情で大工仕事や畳作りに挑戦した。おみせやさん体験では、ハンバーガーやクレープを作って販売。「いらっしゃいませ」の元気な声が会場中に響いた。

　小学６年生と３年生の子どもを連れて訪れた田辺市上の山２丁目の女性は「名前しか知らなかった事業所にも体験を通じ、触れることができた。子どもたちも楽しめた」と笑顔を見せた。

　実行委員長の小山葵さんは「今日の出会いをきっかけに、いつもはネットで買い物している若い世代にお店に足を運んでもらえれば、地域の活性化につながる」と話している。

　２３日は午前１０時～午後４時。