熊楠ゆかりのオカフジ咲く 和歌山県上富田町
国の名勝「南方曼陀羅(まんだら)の風景地」の一つに指定されている田中神社の森(和歌山県上富田町岡)で、世界的な博物学者・南方熊楠が命名したといわれるオカフジが優美な花を咲かせている。
大正時代の神社合祀(ごうし)の際、熊楠が森を伐採から守った経緯がある。オカフジは普通のフジより房が短く、花びらが大きくて紫色が薄いが、翼弁の色が濃いのが特徴。鳥居付近の大木のほかにも何本か生えており、森のあちらこちらで紫色の花が咲いている。
近くで畑仕事をしていた地元の男性(72)は「今年も無事に咲いて良かった。熊楠をはじめ、地元の人たちが守ってきた場所なので、オカフジを見ているとそういう歴史も感じられる」と話した。
大正時代の神社合祀(ごうし)の際、熊楠が森を伐採から守った経緯がある。オカフジは普通のフジより房が短く、花びらが大きくて紫色が薄いが、翼弁の色が濃いのが特徴。鳥居付近の大木のほかにも何本か生えており、森のあちらこちらで紫色の花が咲いている。
近くで畑仕事をしていた地元の男性(72)は「今年も無事に咲いて良かった。熊楠をはじめ、地元の人たちが守ってきた場所なので、オカフジを見ているとそういう歴史も感じられる」と話した。