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オシドリ4.8倍に 和歌山県内のガンカモ生息調査

前年度より大幅に増えたオシドリ(和歌山県上富田町で)
前年度より大幅に増えたオシドリ(和歌山県上富田町で)
 和歌山県が行った本年度のガンカモ類生息調査で、前年度を上回る19種1万2468羽が確認された。中でもオシドリが1882羽で前年度比で4・8倍になった。環境省のレッドリストで絶滅危惧2類に分類されているトモエガモが、5地点で計14羽見つかった。

 ガンカモ調査は1969年度から毎年、全国一斉に行われている。

 本年度は日本野鳥の会県支部会員や県鳥獣保護管理員ら69人が、県内の河川や池、海岸など247カ所で1月15日に調査した。

 オシドリとトモエガモ以外のカモ類の内訳は、マガモ3128羽(前年度2820羽)、カルガモ2168羽(2159羽)、コガモ787羽(831羽)、ヨシガモ89羽(111羽)、ヒドリガモ2831羽(3029羽)など。

 このほか、和歌川(和歌山市)で県内の目撃例が少ないオオハクチョウとアカハジロが1羽ずつ、鳥ノ巣半島(田辺市)でウミアイサ、古座川河口(串本町)でアメリカヒドリがそれぞれ1羽確認された。

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