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最後の演奏会に向け初練習 田辺の第九合唱団

演奏会に向けて、初練習に臨む田辺第九合唱団のメンバー(和歌山県田辺市新屋敷町で)
演奏会に向けて、初練習に臨む田辺第九合唱団のメンバー(和歌山県田辺市新屋敷町で)
 田辺第九合唱団は9月30日、和歌山県田辺市新屋敷町の紀南文化会館で、最後の公演となる12月の演奏会に向けて練習を始めた。発声の方法や歌詞のドイツ語の発音などを確認し、歌声を響かせた。

 参加した団員133人はまず、ソプラノやアルト、テノール、ベースの各パートに分かれて練習をした。

 ベースパートでは、指導に当たった元中学校教諭の前田暁さん(65)が、団員の歌声を聴いてドイツ語の発音や声を響かせるポイントなどを細かく指摘。「ドイツ語には日本語にない発音もある。集中して、言葉と声、どちらも意識して歌うようにしてほしい」と呼び掛けた。

 その後、全体で練習した際には、原盾二郎さん(82)が「全員が同じような響きで歌わないといけない。音楽の基本は、音をつなぐということ」などと助言。パートごとに改善点を指摘しながら、合唱を指導した。

 最後の公演となる演奏会は、12月8日午後3時から、紀南文化会館大ホールで開演する。指揮者は村上寿昭さん、管弦楽は関西フィルハーモニー管弦楽団。合唱団は、賛助出演の田辺中学校・高校合唱部とともに、ベートーベンの「交響曲第9番ニ短調作品125『合唱付』」を披露する。

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