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希望の一歩踏み出す 紀南地方の中学校で卒業式

笑顔で卒業証書を受け取る生徒(7日、和歌山県田辺市神子浜1丁目で)
笑顔で卒業証書を受け取る生徒(7日、和歌山県田辺市神子浜1丁目で)
 和歌山県紀南地方の多くの中学校で7日、卒業式があった。卒業生は思い出が詰まった学びやを巣立ち、希望の一歩を踏み出した。

 田辺市神子浜1丁目の東陽中学校では87人が卒業。林義久校長が卒業生一人一人に卒業証書を手渡した。

 林校長は、式辞で「皆さんはコロナに負けることなく、素晴らしい学年を築いてくれた。継続は力なり、努力あるのみ。自分を信じ、力強くこれからの人生を切り開いていってほしい」と激励した。

 在校生を代表し、2年生の西彩希君が「今度は私たちが東陽の伝統を伝えていく番。先輩方と過ごした日々を忘れず頑張っていく」と送辞を述べた。 

 卒業生を代表し、鳥山凌佑君が先生や家族への感謝、在校生への励ましの言葉を述べた。共に卒業する仲間に向けては「私は、みんなと過ごした日々が大好きです。言葉で言い表せないほど最高の学年だった。本当にありがとう」と呼びかけた。最後に「私たちにやり遂げられないことはない。そう信じて未来へと歩んでいく」と誓った。

 式典中の卒業生のマスク着用は、文部科学省の方針により個人の判断に委ねられた。東陽中では約2割の生徒がマスクを外して出席。合唱の場面では感染対策のため、全員が着用した。

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