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縄跳び世界大会へ 田辺出身の山本さん、3重跳び日本一

山本奨偉さん
山本奨偉さん
 和歌山県田辺市下万呂出身の大学3年生、山本奨偉さん(22)=大阪府=が、日本ジャンプロープ連合(JJRU)が主催した縄跳びの全日本選手権大会のシニア男子3重跳びの部で優勝した。7月に米国で開かれる世界大会に日本代表として出場する。


 昨年11月に名古屋市であった中部・近畿予選では、3重跳びで174回を記録して1位となった。12月25日に東京都で開かれた決勝大会では197回を記録して優勝した。

 縄跳びは小学1年生の時から始め、田辺市の「市民なわとび大会」などに出場した。小中学校時代に柔道や陸上競技の中長距離走にも打ち込んで体力をつけたこと、縄跳びを競い合える友人に出会ったことで記録が伸びたという。

 田辺高校の1年時と3年時には、3重跳びで世界大会に出場。3年生では中国の上海で開かれた世界大会で自己最高の265回を記録して4位だった。

 大学に入ってからも縄跳びを続け、コロナ禍の中でオンラインの大会に出場した。「マイナーだけど、全国や世界で勝負できるスポーツ。これからも続けたい」と魅力を話す。

 田辺市内の会津スポーツクラブで山本さんを指導した田辺市体育連盟顧問の桑原久仁夫さん(87)=同市中万呂=は「彼は練習から『やってやるぞ』という気概があり、努力していた」と振り返る。

 山本さんは「お世話になった人のためにも、3重跳びで300回以上を跳べるようになって世界大会でメダルを取りたい」と意欲を燃やしている。

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