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候補者決定先送りに 衆院和歌山1区補選で自民県連

自民党県連の年賀会で乾杯する県連会長の二階俊博衆院議員(左)と世耕弘成参院議員=7日、和歌山市で
自民党県連の年賀会で乾杯する県連会長の二階俊博衆院議員(左)と世耕弘成参院議員=7日、和歌山市で
 自民党和歌山県連は7日、役員らによる会合を開き、4月に実施が見込まれている衆院和歌山1区補欠選挙の候補者選考について議論したが、複数人の名前が挙がり、結論は出なかった。

 補選は、岸本周平知事が衆院議員を辞職したのに伴う選挙。

 会合の後、山下直也幹事長は報道陣の取材に対し、この日にまとまらなかったことについて「勝てる候補者を選考しなければいけないという党本部の意向があるので、意見が統一できなかった」と理由を語り、選考組織の設置を明らかにした。「日程のことがあるので、とにかく早く取りかかりたい」と述べた。

 出席した別の議員は「不満が続出した。時間がかかりそうだ」と話した。

 関係者によると、鶴保庸介参院議員や門博文元衆院議員らの名前が挙がっているという。

■「統一地方選で勝利を」

 県連の年賀会が同日、和歌山市のホテルであり、4月に予定されている統一地方選など県内各選挙での勝利に向け、団結していくことを確認した。

 県連会長の二階俊博衆院議員は「新しい知事が誕生した。スクラムを組んで、力強い和歌山県を築いていかないといけない」と呼びかけた。

 鶴保議員は「地方統一選や衆院補欠選で必ず勝利して、飛躍の年にしたい」と話した。また、世耕弘成参院議員は「失敗しても何度でも立ち上がってチャレンジする。できない理由を探すのではなく、どうやったらできるかを考えることを政治家の精神として、歩んでいきたい」と述べた。

 石田真敏衆院議員や岸本周平知事らのあいさつ、統一地方選公認候補の紹介などもあった。

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