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【動画】ロケットの縁でラグビー初合宿 串本で清水建設

 今年開幕した「ジャパンラグビーリーグワン」で活躍している清水建設江東ブルーシャークスが18日から、和歌山県串本町でキャンプを始めた。同町田原の「スペースポート紀伊」から小型ロケットによる人工衛星打ち上げ事業に取り組む会社「スペースワン」(東京都)を共同出資で設立した企業の一つである「清水建設」(同)を母体とするチームで、同町でのキャンプは今回が初めて。この日は発射場近くにある田原小学校(山路和彦校長、14人)の児童とも交流した。

 チームは1976年創部で、東京都江東区にある夢の島競技場をホームスタジアムとしている。リーグワンでは昨シーズン、ディビジョン3でシーズン2位となり、順位決定戦や入れ替え戦を経て、12月から始まる今シーズンはディビジョン2に参戦する。

 チームによると、発射場がある串本町でのキャンプを昨年から計画していたが、日程の都合がつかず今回初めて実現。選手やスタッフ総勢約80人が来町した。「少しでもラグビーの普及につながれば」と、発射場の地元である田原小の児童を招き、触れ合いイベントを開くことにした。

 この日はキャンプ地である同町サンゴ台の町総合運動公園多目的グラウンドで歓迎セレモニーがあり、平井治司副町長が「ロケット事業で清水建設には大変思い入れがあり、チームのファンクラブにも入った。合宿に来てくれて光栄」などと歓迎。チームに花束や差し入れとして温州ミカンなどが贈られた。

 セレモニー終了後、選手たちは田原小の児童と交流。ボールを持ってトライをするゲームをしたり、ラインアウトやタックル、パスなどを体験させてもらったりした。

 参加した5年生の芝峰楓太君(10)は「タックルが楽しかった。ラグビーをやってみたい」と笑顔。クラブリーダーを務める安永賢人選手(28)は「来年打ち上がるロケットに負けず、自分たちも飛躍していきたい」と意気込んだ。

 キャンプは20日までの予定。

清水建設江東ブルーシャークスの選手にラインアウトを体験させてもらう田原小学校の児童(18日、和歌山県串本町サンゴ台で)
清水建設江東ブルーシャークスの選手にラインアウトを体験させてもらう田原小学校の児童(18日、和歌山県串本町サンゴ台で)
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