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休耕田にソバの白い花 田辺市龍神で23日から「花まつり」

かわいらしい白い花が一面に咲いているソバ畑(和歌山県田辺市龍神村甲斐ノ川で)
かわいらしい白い花が一面に咲いているソバ畑(和歌山県田辺市龍神村甲斐ノ川で)
「花まつり」の会場となる「そばと農園 和わく」前の広場
「花まつり」の会場となる「そばと農園 和わく」前の広場
 和歌山県田辺市龍神村の休耕田で、地域の活性化に取り組むNPO「ええとこねっと龍神村」が栽培しているソバが、かわいらしい白い花を咲かせている。花が満開で見頃となる時期に合わせて、23~25日には龍神村産のそば粉を使っている飲食店「そばと農園 和わく」(龍神村甲斐ノ川)前で「花まつり」を開催する。


 同NPOによると、地域で増えている休耕田を有効利用し、特産品作りや観光振興につなげようとソバの栽培に取り組んでいる。できたそば粉は、「日本三美人の湯」のつながりから島根県出雲のそば粉、群馬県の小麦粉と合わせて「龍神そば」として販売している。

 今年は龍神村の殿原や甲斐ノ川、西、安井、福井などの計約2ヘクタールで栽培。8月中旬から種まきを始め、9月中旬に入ってから花が咲き始めた。元保育園の施設を改修した「そばと農園 和わく」の近くにある畑でも、一面に咲いた小さなソバの花が風に揺れている。

 「花まつり」は、23~25日の午前11時~午後3時に開催する。会場では、天然アユの塩焼きや「龍神マッシュ」の生しいたけの他、「プリン3デイズ」として日替わりで3種類のプリンを販売する。23日は龍神村の「もんぺとくわ」と「五風十雨」「菓子工房HOCCO」、24日は「旭屋心禄」が出店する予定。

 同NPO事務局の松本泉さん(64)は「かわいらしい花を見ながら、料理でもソバを楽しんでもらえたら」と話している。

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