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観光特急「銀河」再び 10月から和歌山県紀南へ運行

10月から運行される観光特急列車「銀河」(JR西日本和歌山支社提供)
10月から運行される観光特急列車「銀河」(JR西日本和歌山支社提供)
 JR西日本和歌山支社は17日、10月から来年3月まで、紀南コース(京都―新宮間)を運行する観光特急列車「WEST EXPRESS(ウエスト エクスプレス)銀河」の内容を発表した。今回は新たに紀伊田辺駅にも停車し、特産品の購入などを楽しんでもらうという。


 支社は1月に、紀南コースの運行を発表していたが、その内容が決まった。「銀河」は2020年9月にデビューし、山陰コースや山陽コースなどを運行してきた。紀南コースは昨年7~12月に実施。新型コロナウイルス感染防止対策のため、定員を座席数の半分に設定。合計で約3千人が乗車した。太平洋を望む車窓や地域関係者による「おもてなし」が好評だったほか、紀南7市町村からの要望もあり、2回目が決まった。

 10月3日~来年3月8日に、1週間で2往復し、期間中計36往復する。6両編成で京都発の夜行の定員は85人、新宮発の昼行は101人。今回は定員は減らさない。

 京都発では途中、深夜の和歌山駅ホームで「和歌山中華そば」を食べたり、串本駅で橋杭岩を観賞したりする。

 新宮発は、オプションで周参見駅で温泉入浴やサイクリングなどができる。前回は紀伊田辺駅には止まらなかったが、田辺市からの要望を受け、停車駅に追加した。駅近くで地元特産品の購入などができる。紀伊田辺―和歌山は沿線市町や観光団体、梅酒製造会社の関係者が乗車し、地域の魅力をPRする。

 プランは、日本旅行が8月30日から、インターネットサイト「JR西日本おでかけネット」で販売。受付ダイヤル(0570・783・606)でも受け付ける。片道、往復とも宿泊を伴うプランで、料金は座席やホテルによって異なる。


■新宮駅で車両見学会

 和歌山支社は10月1日午前9時45分から、新宮駅1番乗り場で、銀河の車両見学会を開く。

 希望者は9月1~14日に、往復はがきで新宮市役所商工観光課に申し込む。定員100人で、多数の場合は抽選する。参加費は中学生以上150円、小学生以下は条件によって異なり、無料~70円。

 問い合わせは新宮市商工観光課(0735・23・3333)へ。

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