和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

元プロ選手が指導 上富田町で中学生のサッカー教室

 和歌山県上富田町で8月から、元プロ選手らによる中学生向けのサッカー教室が始まる。夏の大会を終えて部活動から離れた中学3年生や、部活動と両立して技術を高めたい生徒らが対象。公立中学校の「部活動の地域移行」に向けた試行的な取り組みでもあるといい、教室の指導者は「地域で新しいサッカーの環境をつくりたい」と話している。


 上富田スポーツセンターを管理する一般社団法人「南紀ウエルネスツーリズム協議会」が主催する。協議会の職員で、浦和レッズなどに在籍した元プロサッカー選手の三本菅崇さん(44)と、田辺市衣笠中学校教諭の中岡曉紀さん(36)が指導する。2人とも日本サッカー協会が公認するコーチの資格を持つ。中岡さんはゴールキーパーの指導資格もある。

 教室名は「南和歌山FCア・ガーラサッカースクール」。毎週水曜の午後6時~8時、上富田スポーツセンターの屋内練習場で活動する。8月は3、10、17、24日の各水曜に練習、27日の午後に練習試合を予定している。学校の部活動と両立できるという。

 中学3年のU―15と、中学1、2年のU―14の2クラスを予定。本年度は各月5回の活動で、会費は月4千円(半袖練習着代と保険料含む)。

 スクールでは受験勉強とサッカーの両立を目指す生徒や、サッカーがしたくても学校にサッカー部がない生徒、学校の枠を超えて地域の仲間とプレーしたい生徒らを募集する。

 三本菅さんは「少子化や部活動の地域移行などで中学生の活動場所が少なくなってしまわないように、学校の垣根を越えた練習や試合の環境を提供したい。本年度はモデルケースとして取り組み、来年度以降も地域や学校と一緒になって新しい形を模索していきたい」と話している。

 申し込みは、三本菅さん(090・4623・4539)、中岡さん(090・2595・3639)へ。

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