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夏はマダニに注意 和歌山県立自然博物館で企画展

ヤマトマダニの雌の成虫(和歌山県立自然博物館提供)
ヤマトマダニの雌の成虫(和歌山県立自然博物館提供)
 夏は、感染症を媒介するマダニに遭遇する機会が多い季節。和歌山県海南市船尾の県立自然博物館は、マダニ媒介感染症に注意を呼びかけるための企画展「マダニにご注意!!」をしている。8月28日まで。

 マダニは山林や田畑、河原、公園など、屋外のあらゆる所に潜んでいる。県内では毎年、ウイルスを持つマダニに刺されて発症する日本紅斑熱や重症熱性血小板減少症候群(SFTS)などが多く発生している。自然博物館では啓発のため、この時季に企画展を開いており、今回で3回目。

 マダニの分類や生態について標本や模型、パネルで解説している。今回は初めて生きたマダニを展示している。同館が新たに収蔵した野生動物や人に付着していたマダニの標本、タカサゴキララマダニの拡大模型などもある。

 また、マダニに刺されてからの対処方法などについても説明している。

 同館学芸員は「身近にいるけどなかなかじっくり見ることのないマダニ。この機会によく観察して」と呼びかけている。

 開館時間は午前9時半~午後5時(入館は午後4時半まで)。月曜休館。入館料は大人480円、高校生以下と65歳以上は無料。

 問い合わせは同館(073・483・1777)へ。

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