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梅の恵みと先人に感謝 田辺梅干協同組合が供養

梅供養に出席した紀州田辺梅干協同組合の組合員や関係者(21日、和歌山県田辺市下三栖で)
梅供養に出席した紀州田辺梅干協同組合の組合員や関係者(21日、和歌山県田辺市下三栖で)
 紀州田辺梅干協同組合は21日、和歌山県田辺市下三栖の報恩寺(東海尚寛住職)で恒例の梅供養を営んだ。参列者は梅の恵みに感謝するとともに梅産業を築いた先人の苦労や功績に敬意を表し、故人の冥福を祈った。

 組合は田辺・西牟婁の梅加工業者33社が加盟。毎年、梅の収穫時季の後、供養を営んでいる。1966年に始まり、今年で57回を数える。

 加工業者や生産者、JA、関連企業の代表者など関係者約40人が出席し、東海住職の読経で焼香し、手を合わせた。

 組合の大谷喜則理事長は「まだまだ収束が見えないコロナ禍だが、感染症予防、阻害効果があるといわれる紀州の梅干しを熱中症対策も含めて、多くの皆さまに食べていただき、健康的な日々を過ごしていただきたい」と話した。

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