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南高梅の出荷2300トン JA紀南、夜の気温低く小玉傾向

出荷に向けてJA紀南の選果場で選果される南高梅(5月、和歌山県田辺市下三栖で)
出荷に向けてJA紀南の選果場で選果される南高梅(5月、和歌山県田辺市下三栖で)
 和歌山県のJA紀南は、今季の青梅の市場出荷状況をまとめた。それによると、主力の南高梅の出荷量は2300トン(前年比96%)だった。夜の気温が低かったのが影響し、小玉傾向だった。

 南高梅の市場出荷は5月26日から7月1日まで。出荷のピークは6月3日から12日にかけてで、1日当たり200~250トンを出荷した。

 実の大きさの割合は2Lが39%と最も多かったが、一方でL30%、M8%、S2%が計40%を占めた。S~Lサイズの割合は2021年が33%、20年が25%、19年が35%だったのと比べても多かった。

 市場販売平均単価(1キロ当たり)は571円(前年比89%)だった。

 南高梅以外の市場出荷量と市場販売平均単価は、小梅が215トン(前年比82%)、661円(同97%)で、古城が197トン(同78%)、675円(同98%)だった。

 同JA販売部は「近年、中盤以降に量販店の売り場で、縮小や切り上げが早い傾向が続いており、各市場や量販店には6月下旬までの売り場確保をお願いしていた。今年は長期間販売され、小玉傾向の中でも平均単価は良く、スムーズな販売ができたと思う」と話している。

 販促活動では、3年ぶりに県外の一部量販店で消費宣伝活動をしたり、梅もぎバスツアーの受け入れをしたりした。

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