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「神の火」大迫力 熊野那智大社で扇祭り

燃え盛る大たいまつを持って参道を歩く白装束の男性たち(14日、和歌山県那智勝浦町で)
燃え盛る大たいまつを持って参道を歩く白装束の男性たち(14日、和歌山県那智勝浦町で)
 和歌山県那智勝浦町の世界遺産・熊野那智大社で14日、例大祭「那智の扇祭り」があった。12体ずつの扇みこしと燃え盛る大たいまつが3年ぶりに登場し、参拝者を魅了した。

 那智の扇祭りは、大社の神々が那智の滝へ里帰りをし、神威を新たにする神事。国の重要無形民俗文化財に指定されている。

 大社での神事の後、滝をご神体とする大社の別宮・飛瀧神社に向かう渡御祭が午前10時過ぎに始まった。扇みこしを迎えるための大たいまつを抱えた白装束の男性たちは「ハーリャ、ハーリャ」と掛け声を上げ、参道を練り歩いた。

 間近で見物していた千葉県市川市、自営業男性(59)は「すごい迫力だった。燃えるたいまつの熱も感じられた」と喜んでいた。

 昨年、一昨年は新型コロナウイルスの影響で規模を大幅に縮小していた。今年は子どもたちによる「大和舞」や、伝統芸能「那智の田楽」も復活したが、宵宮(13日)のみとした。

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