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パネル展で魅力紹介 ラムサールの「串本沿岸海域」

ラムサール条約に登録されている「串本沿岸海域」を紹介するパネル展(和歌山県串本町潮岬で)
ラムサール条約に登録されている「串本沿岸海域」を紹介するパネル展(和歌山県串本町潮岬で)
 和歌山県串本町潮岬の南紀熊野ジオパークセンターは、世界最北のサンゴ群集などがあり、湿地の生態系を保存するための国際条約「ラムサール条約」に登録されている「串本沿岸海域」の魅力などを紹介するパネル展を開いている。串本海中公園センター(串本町有田)と町との共催で、30日まで。

 南紀熊野ジオパークには橋杭岩や古座川の一枚岩など陸上にあるジオサイトだけでなく、海の中にもジオサイトがあることに目を向けてもらいたいと企画した。

 センター1階に設けた会場ではA1サイズのパネル6枚を展示し、海域公園地区となっている串本の海の特徴やラムサール条約の説明、この海に生息しているサンゴや海藻の紹介をしている。また、クシハダミドリイシといった9種類のサンゴの骨格標本9点と体のつくりが観察できる拡大した模型も展示している。

 ジオパークセンターの本郷宙軌副主査研究員(42)は「ラムサール条約に登録されている串本の海は『串本海域公園』というジオサイトでもある。世界レベルの条約に登録されている、誇れる海が串本にあることを改めて知っていただけたらうれしい」と話している。

 開館時間は午前9時~午後5時で、入館無料。問い合わせは同センター(0735・67・7100)へ。

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