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田辺工業の3選手全国高校総体へ 体操競技

 和歌山県高校総体の体操競技が3~5日、和歌山市の県立体育館であった。田辺工業からは、男子個人総合で溝川凱理君(2年)が2位、女子個人総合で山本紗来さん(1年)が2位、平野友彩さん(3年)が3位に入り、8月7~9日に松山市である全国高校総体(インターハイ)の出場を決めた。田辺工業の女子体操部員がインターハイに出場するのは約20年ぶり。


 男子はゆか、あん馬、つり輪、跳馬、平行棒、鉄棒の6種目で競った。個人総合で優勝した和歌山北の選手と溝川君がインターハイに出場する。田辺工業2年の中結士朗君が個人総合で4位に入った。

 種目別では、溝川君が鉄棒で2位、ゆかと跳馬で3位、その他の種目は4位だった。中君はあん馬で1位、ゆかで2位、鉄棒で3位だった。

 女子は跳馬、段違い平行棒、平均台、ゆかの4種目で競った。個人総合で1位の和歌山北の選手が団体でインターハイに出場するため、山本さんと平野さんが全国出場の2枠に入った。田辺工業2年の尾﨑ほなみさんが個人総合で6位に入った。

 種目別では、山本さんが跳馬、段違い平行棒、ゆかでいずれも2位。平野さんは跳馬で1位、平均台で2位だった。

 田辺工業の団体は女子だけが出場した。女子団体は和歌山北、近大和歌山と争い、田辺工業は準優勝だった。田辺工業のメンバーは平野さん、山本さん、尾﨑さん、真砂愛実さん(3年)。

 11、12日には奈良県橿原市で近畿大会があり、田辺工業からは溝川君と中君、女子団体メンバーが出場する。

 インターハイに向けて、溝川君は「技の完成度を高め、失敗を少なくしたい」、山本さんは「楽しんで演技したい」と抱負を話した。

 最初で最後のインターハイとなる平野さんは「初めて出場が決まってうれしい。しんどいこともあったけど、技が決まった時の喜びで頑張ることができた。全国では思い切り演技したい」と語った。

■国体県代表に溝川君ら

 体操競技ではこのほか、5日に県立体育館で国体の予選会があった。

 田辺・西牟婁からは、少年男子(中学3年生から高校3年生まで)の県代表に溝川君と、明洋中学校3年の上仲悠斗君が決まった。

 少年女子(同)では平野さんと山本さん、明洋中3年の後藤優日さんが県代表に決まった。男女とも7月17日に京都府向日市である近畿ブロック予選に出場する。

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