バケツを使ってアマゴの稚魚を放流する漁協関係者(18日、和歌山県田辺市中辺路町で)
和歌山県の富田川漁協は18日、富田川の本流や支流にアマゴの稚魚約2万匹を放流した。漁協関係者によると、釣りの対象となる全長15センチ以上になるには、環境にもよるが2年ほどかかるという。
放流した稚魚は、日高川漁協が育てた人工産で、全長5~6センチ、重さ約5グラム。
この日は役員と組合員計12人が参加し、田辺市の鮎川新橋から中辺路町兵生まで25カ所で放流した。中辺路町栗栖川滝尻では橋の上からロープを使ってバケツを川に下ろし、丁寧に稚魚を放流した。
このほか、アマゴの降海型であるサツキマス約2600匹も放した。