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デジタル技術学ぶ 周参見小、中で特別授業

グルーヴノーツのスタッフに教わりながら、キーホルダーのデザインを考える生徒(和歌山県すさみ町周参見で)
グルーヴノーツのスタッフに教わりながら、キーホルダーのデザインを考える生徒(和歌山県すさみ町周参見で)
 和歌山県すさみ町の周参見中学校や周参見小学校でこのほど、デジタル技術を学ぶ特別授業があった。生徒や児童がパソコンを使って絵柄をデザインし、キーホルダーを作った。


 すさみ町が、デジタル教育事業「テックパーク」を展開する「グルーヴノーツ」(本社・福岡県)と共同で取り組むデジタル教育推進事業の一環。

 周参見中では1~3年生75人が学年別に受講。グルーヴノーツのスタッフ3人が講師を務めた。

 パソコンの基本的な操作や名称を学んだ後、「グーグルスライド」というデジタルデザインのソフトウエアを使い、升目を色で塗りつぶす「ドット絵」の手法で、自分のイニシャルや好きなデザインを作った。完成したデザインは印刷し、キーホルダーの部品を取り付けた。

 3年生の門前克洋君は「普段パソコンを使わないので少し難しかった。デジタル技術を使えば、さまざまなことができると分かった」と話した。

 グルーヴノーツの佐々木久美子会長(49)は「コンピューターは特別な物ではなく、鉛筆や消しゴムと同じように、子どもたちにとって身近な道具になれば。デジタル技術に楽しく触れてもらいたい」と話した。

 周参見小学校では3~6年生が同じ内容の授業を受けた。

■町外の小中学生も
21、22日にイベント

 すさみ町とグルーヴノーツは21、22日、すさみ町総合センター(すさみ町周参見)で、デジタル技術を楽しみながら学べるイベント「テックパーク スプリングキャンプ2022 inすさみ町」を開く。無料。申し込みの締め切りは8日。

 21日は小学3~6年生が対象。午前の部(午前10時~正午)は、パソコンの画面上でブロックをつなげてミニゲームを作る「プログラミング」、午後の部(午後3時~5時)はパソコンで好きな模様やパーツを選んでルームランタン(照明器具)をデザインする「デジタルファブ」。

 22日は小学5年生~中学3年生が対象。午前の部(午前10時~正午)は身の回りにある課題を解決するアプリを作る「AI×プログラミング」、午後の部(午後3時~5時)は立体的な図形を描く「3DCG」に挑戦する。

 定員は各回20人。すさみ町外の小中学生も参加できる。

 申し込みは、テックパークの専用ページ(https://www.techpark.jp/susami/spring2022)から。

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