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馬に学ぶ“リーダー力” AWが企業研修プログラム開発へ

関係者に馬を紹介するスタッフ(5日、和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドで)
関係者に馬を紹介するスタッフ(5日、和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドで)
 馬と触れ合うことで人間力を向上させることなどを目的にした企業向けの「ホースコーチングプログラム」の開発が、和歌山県白浜町のレジャー施設「アドベンチャーワールド」で始まった。10月ごろからのサービス開始を目指す。

 同園を運営しているアワーズが、民間企業や団体と共同で開発する。

 仕事と休暇を兼ねた「ワーケーション」の地、白浜で、未来を創るリーダーとなる人々が、馬との触れ合いを通して、自らの生き方や働き方を探求するとともに、多様性や課題解決の能力を養うことを目的にしたプログラム。同園のスタッフら関係者が、約6カ月かけて、馬の調整、トレーニング、プログラム作りなどに取り組んでいく。

 群れで生活する馬は、繊細で敏感な生き物で、人間のわずかな感情や気の変化を感じ取り同調する特性があるという。この特性を使って、企業のリーダーらに自分の感情に気付くとともに、他者の気持ちを理解する能力を身に付けてもらう。

 5日には、同園で最初の会合があり、プロジェクトリーダーを務めるアワーズの山上高生さん、アワーズの山本雅史社長ら約20人が出席。まずは企業向けのプラグラムをスタートさせ、その後、障害のある児童向けの「ホースセラピー」も実施していくことなどを確認した。

 今津孝二園長は「アドベンチャーワールドは、これまでいろんなことにチャレンジしてきたが、今回のプログラムが園の新たな顔になることを期待している」と話した。

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