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「おもしろい」集め“白浜図鑑” 農園のHPで紹介

地域の生き物や植物、飲食店をカードゲーム風に紹介する「白浜図鑑」
地域の生き物や植物、飲食店をカードゲーム風に紹介する「白浜図鑑」
園主の遠藤賢嗣さん(左)と花の収穫体験をする青木一晟さん=和歌山県白浜町で
園主の遠藤賢嗣さん(左)と花の収穫体験をする青木一晟さん=和歌山県白浜町で
 和歌山県白浜町にある農園「わかやましらはま農家」(遠藤賢嗣園主)は、ホームページ(HP)で地域の「ちょっとおもしろい」を集めた〝白浜図鑑〟を開設した。地域の植物や生き物、飲食店、人物など、観光ガイドには載らない知られざる白浜の魅力を、カードゲーム風に紹介している。

 〝図鑑〟のカードには、遠藤さんが撮影した写真とともに星の数で「絶景度」や「レア度」を表している。季節感を伝えるため、撮影の日付も記入している。農園で育てる「ストック(八重咲き)」のカードは、「うっとり度」星五つ。開花時期や植物の分類といったデータに加え、花持ちが良く、彼岸に仏花として使われることを紹介している。

 今後、実際にカードにし、土産店やカプセルトイで手に取ってもらえるようにしたいという。

 遠藤さんは「自身も白浜のことを知りながら、多くの人に魅力を伝えたい。観光客が見つけられないような面白い場所や人を取り上げて充実させたい」と意気込んでいる。

■農業体験も

 農園ではレタスやケイトウなどを栽培しているが、「植物や生き物に触れ、自然の魅力を感じてほしい」と農業体験もしている。野鳥観察や自然散策を楽しんだ後、収穫した花で花束を作る体験や、中学生以上へのインターン研修など、参加者に合わせたさまざまなプログラムがある。

 昨年愛知県から田辺市に移住してきた青木一晟さん(22)がこのほど、梅農家への就業前の自主研修として、ストックの収穫を体験した。

 遠藤さんは「観光地から近いこともあり、気軽に畑に来られると思う。人と自然をつないで、より楽しく過ごしてもらいたい」と話している。

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