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鳥羽一郎さんとコンサート 串本ふるさと大使の斉藤功さん

串本ふるさとジョイントコンサートで演奏や歌を披露した斉藤功さん(左)と鳥羽一郎さん(右)=27日、和歌山県串本町串本で
串本ふるさとジョイントコンサートで演奏や歌を披露した斉藤功さん(左)と鳥羽一郎さん(右)=27日、和歌山県串本町串本で
 和歌山県串本町出身で「串本ふるさと大使」も務めるギタリスト・斉藤功さんと演歌歌手・鳥羽一郎さんによる「串本ふるさとジョイントコンサート」(実行委員会主催)が27日、同町串本の町文化センターであった。実行委によると、この日は2回開催で計約千人が来場し、斉藤さんの演奏や鳥羽さんらの歌声を楽しんだ。

 串本中学校と旧串本高校で斉藤さんと同級生だった人らでつくる実行委員会の主催。2020年3月の開催を予定していたが、コロナ禍のために何度も延期になっていた。

 この日は、田嶋勝正町長も来場。「ついに待ちに待ったこの日がやって来た。首を長くして待っておられたと思う。斉藤さんは串本ふるさと大使として、全国各地で串本の宣伝をしていただいている。日本の心、演歌をギターで弾かせたら右に出る人はいないといわれている人であり、われわれも誇りに思っている」などと開会のあいさつをした。

 斉藤さんは最初の演奏を披露した後「本当にやっとコンサートができるようになった。迷惑をかけっぱなしだったが、今日はたくさん来ていただいてありがとうございます。最後までよろしくお願いします」などと呼び掛け、美空ひばりの「リンゴ追分」や鬼平犯科帳のテーマ曲などを披露。同町出身である小芝陽子さんや鳥羽さんの息子の兄弟デュオ「竜徹日記」も出演した。

 鳥羽さんも「兄弟船」「熊野灘」といった曲を披露するなどして会場を盛り上げ、最後には斉藤さんの演奏で歌ってコンサートを締めくくった。

 町企画課によると、斉藤さんは明治大学マンドリン倶楽部で作曲家・古賀政男に師事。卒業後はプロの演奏家として活躍し、作曲家・船村徹にも師事した。11年10月から串本ふるさと大使を務めている。
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