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校区内の安全マップで感謝状 出雲小3年生に串本署

泉政勝署長(左)から感謝状を受け取る児童=22日、和歌山県串本町出雲で
泉政勝署長(左)から感謝状を受け取る児童=22日、和歌山県串本町出雲で
安全マップと作った児童
安全マップと作った児童
 和歌山県串本町出雲小学校(平松聡校長、26人)の3年生6人が、交通、防犯、災害などで危険と思われる校区内の場所を記した「出雲安全マップ」(縦0・8メートル、幅1・6メートル)を作った。串本署は22日、地域の安全に貢献したとして感謝状を贈った。


 マップは社会科の授業の一環で作った。児童が校区内を歩き、危険と思われる12カ所の写真を撮影。マップに写真を貼り付けるとともに「人通りが少なくて昼間でも暗い」「見通しが悪い交差点」「横断歩道がないけど渡る人が多い」など、危険だと思った理由と、串本署各課からのアドバイスを基に「なるべく一人では通らない」「横に並んで歩かず、一列になって歩く」など、その道を通る際に注意する点を書いた。

 約2カ月かけて作り全校集会で披露したほか、校内だけでなく、町民全体の防犯活動に役立ててもらおうと、町役場1階ロビーにも展示する予定。

 この日、泉政勝署長が同校を訪れ、児童一人一人に感謝状と鉛筆、消しゴムなどの文房具セットを記念品として手渡した。

 泉署長は「大変苦労をして立派なものを作ってくれてありがとう。学校だけでなく、地域全体に安全に対する気持ちが伝わると思う」と述べた。

 上地大翔君(9)は「みんながけがをせず、安全でいてもらいたいという気持ちで作った。危険な場所を探すのと、場所を間違えないように作るのが大変だった。地域の人たちには(このマップを見て)危ない場所では気を付けてもらいたい」と話した。

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