農家女性がかばん作り みなべ町、梅染め作品にも挑戦
和歌山県みなべ町の農家女性5人が、かばんを手作りしている。「Ann Craft(アン・クラフト)」の名で販売しており、上品で落ち着いた風合いと人気だ。梅の町ならではの「梅染め」の布を使った作品にも挑戦しており、「特産になれば」と思いを込める。
作っているのは上田さちさん(58)、樫山礼子さん(51)、番匠雅子さん(59)、和田真美さん(50)、宮本千恵さん(53)。いずれも筋地区に住み、農家というだけでなく子どもの保護者としても仲間で、一緒に食事に行くなどする親しい友人。20歳ごろからミシンで縫い物をしていたという上田さんをはじめ、みんなが手芸が好きだという共通点もあり、20年ほど前から一緒に楽しむようになった。
アメリカンドール作りから始め、トールペイントにも取り組み、その後、布製のかばんを作るようになった。トートバッグにセカンドバッグ、財布もある。10年ほど前からは紙製のひもを使ったクラフトバッグも作り、最近ではマスク入れも手掛ける。趣味で始めたが、次第に本格的になってきた。
作業は役割分担する。アイデアはみんなで出し合うが、デザインは和田さんと宮本さんが考え、かたどりは番匠さんが担当し、上田さんと樫山さんが縫う。農作業を終えた夜、樫山さん宅に集まって取り組む。
ひな人形など人形作りも手掛ける。ひな人形はウサギをモデルにしており、かわいらしくて豪華。梅染めのシルクを着物に使っている人形もある。注文を受けて作っている。
梅染めは、地元の愛好者に染めてもらわなければならないため数に限りがあるが、財布やバッグなどの小物に梅染めの布を使っていきたいという。上田さんらは「色はピンク系やグレー系があるが、媒染剤や素材によって微妙に色が変わり、雰囲気も違う。梅産地みなべの特産品になればと思う」と声をそろえる。
作品は主にイベント会場で展示販売している。これまで2月の「UME―1フェスタ」や4月の「みなべてづくりストリート」に出品していたが、新型コロナウイルスにより中止が続いているため、作業は控えめ。それでも、同町芝の事務用品店「うえだ」や上富田町生馬のカフェ「茶楽」で販売しており、少しずつ作っている。
メンバーは「お客さんが手に取り、かわいいと言ってくれるのを聞くとうれしい。今はコロナでイベントはできないので、収束するのが待ち遠しい。アイデアを温めて、もっと喜んでもらえる作品を作りたい」と話している。
作っているのは上田さちさん(58)、樫山礼子さん(51)、番匠雅子さん(59)、和田真美さん(50)、宮本千恵さん(53)。いずれも筋地区に住み、農家というだけでなく子どもの保護者としても仲間で、一緒に食事に行くなどする親しい友人。20歳ごろからミシンで縫い物をしていたという上田さんをはじめ、みんなが手芸が好きだという共通点もあり、20年ほど前から一緒に楽しむようになった。
アメリカンドール作りから始め、トールペイントにも取り組み、その後、布製のかばんを作るようになった。トートバッグにセカンドバッグ、財布もある。10年ほど前からは紙製のひもを使ったクラフトバッグも作り、最近ではマスク入れも手掛ける。趣味で始めたが、次第に本格的になってきた。
作業は役割分担する。アイデアはみんなで出し合うが、デザインは和田さんと宮本さんが考え、かたどりは番匠さんが担当し、上田さんと樫山さんが縫う。農作業を終えた夜、樫山さん宅に集まって取り組む。
ひな人形など人形作りも手掛ける。ひな人形はウサギをモデルにしており、かわいらしくて豪華。梅染めのシルクを着物に使っている人形もある。注文を受けて作っている。
梅染めは、地元の愛好者に染めてもらわなければならないため数に限りがあるが、財布やバッグなどの小物に梅染めの布を使っていきたいという。上田さんらは「色はピンク系やグレー系があるが、媒染剤や素材によって微妙に色が変わり、雰囲気も違う。梅産地みなべの特産品になればと思う」と声をそろえる。
作品は主にイベント会場で展示販売している。これまで2月の「UME―1フェスタ」や4月の「みなべてづくりストリート」に出品していたが、新型コロナウイルスにより中止が続いているため、作業は控えめ。それでも、同町芝の事務用品店「うえだ」や上富田町生馬のカフェ「茶楽」で販売しており、少しずつ作っている。
メンバーは「お客さんが手に取り、かわいいと言ってくれるのを聞くとうれしい。今はコロナでイベントはできないので、収束するのが待ち遠しい。アイデアを温めて、もっと喜んでもらえる作品を作りたい」と話している。