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チョコっと立ち寄って 白浜にチョコレート工場

製造過程が見える店内(和歌山県白浜町で)
製造過程が見える店内(和歌山県白浜町で)
 和歌山県白浜町の綱不知桟橋近くにチョコレート工場「K型 chocolate company(チョコレートカンパニー)」(島彰吾店長)がオープンした。カフェスペースもあり、職人が手作りする過程を間近に見ながら、クラフトチョコレートやホットチョコドリンクが味わえる。


 製造しているのは、ハイチとタンザニア産のカカオ豆を使用した2種類のチョコ。それぞれの酸味や苦味など、産地の特性を生かした個性あるチョコ作りを心掛けている。

 一般的なチョコのカカオ含有率は30~50%だが、島さんが作るクラフトチョコはいずれも70%ほど。「数字だけ見ると、苦いと思われるかもしれないが、残り30%の材料に何を使うかで味は変わる。僕も苦いチョコは苦手なので、おいしく食べてもらえるよう試作を重ねた」という。今後は、チョコの種類を増やしていく予定。

 カフェではなく、あえて「工場」にしたのは「どんな物を使って、どんなふうに作っているのか生で見てもらいたかったから」と島さん。「コロナが落ち着いたら、実際にタイやベトナムへ足を運び、生産者から直接カカオを買い付けたい。自身でもどんな人が作っているか知っておきたい」という。

 工場での直接販売以外にも、県内の雑貨店やカフェへ納入する。客が少ない時間は、クラフトチョコの製造に充てようと考えたのも「工場」にこだわった理由の一つだ。

 島さんは「新しいことを始める不安もあるが、絶対に楽しいことができるという自信もある。カフェスペースをギャラリーのように使ったり、工場でワークショップを開いたりしたい」と話している。

 営業時間は午前10時~午後6時。水曜定休。電話番号080・1424・2926。

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