小学男子は過去最低点 全国体力テストで和歌山県
和歌山県教育委員会は24日、県内の小学5年生と中学2年生を対象にした2021年度全国体力テストで、男女とも小学生は9期連続、中学生は3期連続で全国平均を上回ったと発表した。ただ、点数は小中男女とも下降し、特に小学男子は調査開始の08年度以降、最低となった。コロナ禍の影響も考えられるが、県教委は「小学男子については心配している。回復に向けた取り組みを検討したい」としている。
今年4月から7月にかけて、県内の小学5年生7151人と中学2年生6655人が参加した。昨年度は新型コロナウイルスの感染防止のため、全国的に中止となった。
小学生、中学生とも握力や反復横跳び、50メートル走など8種目ずつを調査。各種目10点の計80点満点で、小学男子は52・82点(全国52・53点)で全国順位は18位、小学女子は55・10点(54・66点)で20位、中学男子は41・32点(41・05点)で35位、中学女子は49・23点(48・41点)で22位だった。
小中男女とも調査開始時から上昇傾向にあり、数年前に最高となったが、本年度は下降した。小学男子は17年度の55・02点から3期連続で下がっており、体力低下が心配されるという。小学女子も18年度の56・84点から2期連続、中学男子も18年度の42・74点から2期連続下がった。中学女子も19年度は過去最高の51・04点だったが、3期ぶりに50点を下回った。
得点の低下は、全国的な傾向で、新型コロナの影響で運動時間が減少したり、テレビやスマートフォンを見る時間が増えたりしたことなどが想定されるという。
種目ごとに見たところ、県内では男女共通して、小学生は握力や上体起こし、反復横跳び、ソフトボール投げは全国平均を上回ったが、50メートル走や立ち幅跳び、長座体前屈は下回った。中学生は上体起こし、長座体前屈、反復横跳び、ハンドボール投げが全国平均を上回ったが、持久走(または20メートルシャトルラン)、50メートル走、立ち幅跳びが下回った。
県内の小学生はスピードや瞬発力、柔軟性、中学生はスピードや瞬発力、全身持久力に弱さが見られた。このような傾向は近年継続しており、運動する子としない子の二極化も長年の課題となっている。
これらの対応策について県教委は、市町村教委を訪問し、運動が好きになるような体育の授業を引き続き促していくほか、各市町村教委や小中学校が体力テスト結果などを分析し、次年度の計画に反映して実行する「紀州っ子体力アッププラン」について、着実な実践を促進していくとしている。さらに、新たな対策についても検討したいという。
今年4月から7月にかけて、県内の小学5年生7151人と中学2年生6655人が参加した。昨年度は新型コロナウイルスの感染防止のため、全国的に中止となった。
小学生、中学生とも握力や反復横跳び、50メートル走など8種目ずつを調査。各種目10点の計80点満点で、小学男子は52・82点(全国52・53点)で全国順位は18位、小学女子は55・10点(54・66点)で20位、中学男子は41・32点(41・05点)で35位、中学女子は49・23点(48・41点)で22位だった。
小中男女とも調査開始時から上昇傾向にあり、数年前に最高となったが、本年度は下降した。小学男子は17年度の55・02点から3期連続で下がっており、体力低下が心配されるという。小学女子も18年度の56・84点から2期連続、中学男子も18年度の42・74点から2期連続下がった。中学女子も19年度は過去最高の51・04点だったが、3期ぶりに50点を下回った。
得点の低下は、全国的な傾向で、新型コロナの影響で運動時間が減少したり、テレビやスマートフォンを見る時間が増えたりしたことなどが想定されるという。
種目ごとに見たところ、県内では男女共通して、小学生は握力や上体起こし、反復横跳び、ソフトボール投げは全国平均を上回ったが、50メートル走や立ち幅跳び、長座体前屈は下回った。中学生は上体起こし、長座体前屈、反復横跳び、ハンドボール投げが全国平均を上回ったが、持久走(または20メートルシャトルラン)、50メートル走、立ち幅跳びが下回った。
県内の小学生はスピードや瞬発力、柔軟性、中学生はスピードや瞬発力、全身持久力に弱さが見られた。このような傾向は近年継続しており、運動する子としない子の二極化も長年の課題となっている。
これらの対応策について県教委は、市町村教委を訪問し、運動が好きになるような体育の授業を引き続き促していくほか、各市町村教委や小中学校が体力テスト結果などを分析し、次年度の計画に反映して実行する「紀州っ子体力アッププラン」について、着実な実践を促進していくとしている。さらに、新たな対策についても検討したいという。