古文書や刀剣など田辺市に寄贈 龍神の400年以上続く旧家
和歌山県田辺市龍神村殿原の古久保篤子さん(85)が、家に代々受け継がれ大切に保管していた古文書などの資料を市に寄贈した。市教育委員会の文化財担当者がこのほど、古久保さん宅を訪れ、箱に入れたり保護シートにくるんだりして運び出した。
古久保さんの家は400年以上続く旧家。初代の記録はないが、2代目が亡くなったのは江戸初期の1658年という。古久保さんに後継ぎがいないので市への寄贈を決めた。
市教委によると、寄贈された資料は、江戸時代の古文書の他に甲冑(かっちゅう)、刀剣類などもあり数千点に上る。当時の地域の歴史や文化を知る上で貴重なものが多いという。
解読作業が終わると、将来は一部を同市東陽にある市文化交流センター「たなべる」の歴史民俗資料館に展示する予定。
古久保さんは「第2次大戦中だった幼少のころ、戦争の影響を考慮して母親が家の近くに穴を掘り、そこに代々受け継いできた物を埋めた記憶がある。先祖が守ってきた大切なものを市で管理してもらうことになりうれしい」と話している。
古久保さんの家は400年以上続く旧家。初代の記録はないが、2代目が亡くなったのは江戸初期の1658年という。古久保さんに後継ぎがいないので市への寄贈を決めた。
市教委によると、寄贈された資料は、江戸時代の古文書の他に甲冑(かっちゅう)、刀剣類などもあり数千点に上る。当時の地域の歴史や文化を知る上で貴重なものが多いという。
解読作業が終わると、将来は一部を同市東陽にある市文化交流センター「たなべる」の歴史民俗資料館に展示する予定。
古久保さんは「第2次大戦中だった幼少のころ、戦争の影響を考慮して母親が家の近くに穴を掘り、そこに代々受け継いできた物を埋めた記憶がある。先祖が守ってきた大切なものを市で管理してもらうことになりうれしい」と話している。