「納税でふるさとに貢献」 「残酷な天使のテーゼ」作詞家の及川眠子さん、龍神に事務所登記移転
アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の主題歌「残酷な天使のテーゼ」などで知られる和歌山市出身の作詞家、及川眠子さん(61)=東京都=が、事務所本社の登記を和歌山県田辺市龍神村龍神の「ごまさんスカイタワー」に移した。及川さんはこれまで通り東京を中心に活動を続けるが「登記の移転により和歌山県や田辺市に税を納めることで、ふるさとに貢献したい」としている。
法人の登記を移したのは、東京にある及川眠子事務所。登記移転先に田辺市を選んだのは、親しい知人がいて再々訪れていることや「龍神村龍神」という文字の良さ、和歌山市にはすでに実家はなく家族もいないことなどからという。
及川さんは24歳の時に作詞家を目指して上京した。若いころは和歌山のことが「大嫌い」だったというが、長年東京で暮らす中で「お客さんのような目で見ると、和歌山はとてもいい所だ」と感じるようになったという。その良さを多くの人に知ってもらいたいと、知人を連れて度々県内を訪れている。
一方で「外から見ることで良さを感じる半面、和歌山の悪い部分もよく分かる。納税者として、そうしたことを『言わせてもらう権利』を得たと思っている」とも。「音楽に携わっている私が貢献できるのは音楽しかない」との思いから、将来、県内で新たな文化活動を展開することも胸に抱いている。
及川さんは1985年に三菱ミニカ・マスコットソング・コンテストで最優秀賞に選ばれた「パッシング・スルー」(歌・和田加奈子)で作詞家としてデビュー。日本レコード大賞を受賞した女性アイドルデュオWink(ウィンク)の「淋しい熱帯魚」、全日本有線放送大賞特別賞などを受賞したやしきたかじんの「東京」といった数々のヒット曲の作詞を手掛けてきた。
「残酷な天使のテーゼ」(歌・高橋洋子)は、インターネット配信やカラオケなどの著作物使用料に基づき作詞家や作曲家などへの分配額が最も多かった曲として、2011年の「JASRAC(日本音楽著作権協会)賞」の金賞を受賞した。
県内では、07年から19年まで上富田町で開かれた「南紀おやじバンドコンテスト」の審査員を務めたり、17年には和歌山県のイメージソング「龍の申し子」を制作したりしている。
法人の登記を移したのは、東京にある及川眠子事務所。登記移転先に田辺市を選んだのは、親しい知人がいて再々訪れていることや「龍神村龍神」という文字の良さ、和歌山市にはすでに実家はなく家族もいないことなどからという。
及川さんは24歳の時に作詞家を目指して上京した。若いころは和歌山のことが「大嫌い」だったというが、長年東京で暮らす中で「お客さんのような目で見ると、和歌山はとてもいい所だ」と感じるようになったという。その良さを多くの人に知ってもらいたいと、知人を連れて度々県内を訪れている。
一方で「外から見ることで良さを感じる半面、和歌山の悪い部分もよく分かる。納税者として、そうしたことを『言わせてもらう権利』を得たと思っている」とも。「音楽に携わっている私が貢献できるのは音楽しかない」との思いから、将来、県内で新たな文化活動を展開することも胸に抱いている。
及川さんは1985年に三菱ミニカ・マスコットソング・コンテストで最優秀賞に選ばれた「パッシング・スルー」(歌・和田加奈子)で作詞家としてデビュー。日本レコード大賞を受賞した女性アイドルデュオWink(ウィンク)の「淋しい熱帯魚」、全日本有線放送大賞特別賞などを受賞したやしきたかじんの「東京」といった数々のヒット曲の作詞を手掛けてきた。
「残酷な天使のテーゼ」(歌・高橋洋子)は、インターネット配信やカラオケなどの著作物使用料に基づき作詞家や作曲家などへの分配額が最も多かった曲として、2011年の「JASRAC(日本音楽著作権協会)賞」の金賞を受賞した。
県内では、07年から19年まで上富田町で開かれた「南紀おやじバンドコンテスト」の審査員を務めたり、17年には和歌山県のイメージソング「龍の申し子」を制作したりしている。