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小中学校、こども園に抗原検査キット 印南町が配備へ

配備される抗原検査キットについて説明したチラシ
配備される抗原検査キットについて説明したチラシ
 新型コロナウイルスの感染拡大を受けて和歌山県印南町は、町内の小中学校といなみこども園に抗原検査キットを配備する。9日に開会した町議会9月定例会で、本年度一般会計補正予算案に購入費250万円を計上した。

 全国各地の学校では夏休みが明けて2学期が始まっているが、感染力が強いとされるデルタ株によって10代の感染者が続出しており、臨時休校も相次いでいる。

 症状があれば登校・登園を控えるのが基本だが、抗原検査キットの配備は、発熱といった症状が学校で見られた時に迅速に対応するのが目的。クラスターの発生を予防するという。症状をみて養護教諭などが対応する。国も検査キットを学校などで活用することをコロナ対策に挙げている。

 キットは4小学校、4中学校、いなみこども園の分として、鼻腔(びくう)をぬぐうタイプと唾液タイプのもの合わせて約2500回分を購入する計画。議案が可決され次第、9月中にも配備する。

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