移住し農業しながらサッカー 紀南に新たな社会人チーム
和歌山県田辺市やみなべ町を拠点に、「移住」と「農業」を組み合わせた新しい社会人サッカークラブを発足させる動きがある。選手やスタッフが移住し、農業などの仕事をしながら地域の活性化に取り組む。来年には県社会人サッカーリーグ3部に加盟し、さらに上のリーグ昇格を目指す。
チーム名は「南紀オレンジサンライズFC」。代表を務める森永純平さん(32)=大阪府=は、他府県の野球チームやサッカークラブのスタッフとしてスポーツの現場に携わった経験がある。農業に特色があり、練習場所が確保できる紀南を拠点に選んだ。
選手がサッカーだけでなく、農業関係の仕事をしながら地域貢献活動に取り組むことで、後継者不足や人手不足の解消につながると考えた。選手の雇用に合意している紀南の企業は現在、16社あるという。
選手第1号に決まった兵庫県出身の竹川恭平さん(24)は、和歌山大学でサッカー部に所属し、卒業後、和歌山県内の小学校で教員をしながら県社会人リーグ1部のチームでプレーしていた。サッカーの道一本でいこうと、教員を1年で退職してサンライズFCに入った。
竹川さんは5月から約2カ月間、みなべ町の梅農家で畑のネット張りから収穫、選果などを体験した。「農家の方がとても親切にしてくれた。早く地域に溶け込んで一緒に盛り上げたい」と、紀南を気に入った様子だ。
マネジャーの東原壮志さん(25)=大阪府在住=も、みなべ町で1カ月ほど梅の収穫を体験。サッカーの2級審判員の資格を持ち、チーム発足後も審判をしながら運営に関わるという。
サンライズFCは、新入団選手を募集している。監督兼強化部長は、サッカークラブの運営やサッカー教室の指導歴がある峯上裕樹さん(25)=大阪府=が務める。
今後は県サッカー協会に登録申請書を提出し、来年には選手やスタッフの移住を開始。4月から県社会人サッカーリーグ3部に参戦する予定。
森永代表は「サッカークラブを通じた地域活性化が大きな目的。農業の後継者問題や少子高齢化といった地域課題の解決に向けて、まずは率先して地域に溶け込み、地域の皆さんと共に取り組んでいきたい」と話している。
■CFで資金募集
南紀オレンジサンライズFCは、クラウドファンディング(CF)で運営資金を募っている。使途は荷物車の購入、ユニホームの製作、サッカー協会への加盟登録など。寄付した人には、返礼として協力企業の梅加工食品などを贈る。期間は27日まで。
活動状況はホームページやツイッター、インスタグラムなどで発信している。
チーム名は「南紀オレンジサンライズFC」。代表を務める森永純平さん(32)=大阪府=は、他府県の野球チームやサッカークラブのスタッフとしてスポーツの現場に携わった経験がある。農業に特色があり、練習場所が確保できる紀南を拠点に選んだ。
選手がサッカーだけでなく、農業関係の仕事をしながら地域貢献活動に取り組むことで、後継者不足や人手不足の解消につながると考えた。選手の雇用に合意している紀南の企業は現在、16社あるという。
選手第1号に決まった兵庫県出身の竹川恭平さん(24)は、和歌山大学でサッカー部に所属し、卒業後、和歌山県内の小学校で教員をしながら県社会人リーグ1部のチームでプレーしていた。サッカーの道一本でいこうと、教員を1年で退職してサンライズFCに入った。
竹川さんは5月から約2カ月間、みなべ町の梅農家で畑のネット張りから収穫、選果などを体験した。「農家の方がとても親切にしてくれた。早く地域に溶け込んで一緒に盛り上げたい」と、紀南を気に入った様子だ。
マネジャーの東原壮志さん(25)=大阪府在住=も、みなべ町で1カ月ほど梅の収穫を体験。サッカーの2級審判員の資格を持ち、チーム発足後も審判をしながら運営に関わるという。
サンライズFCは、新入団選手を募集している。監督兼強化部長は、サッカークラブの運営やサッカー教室の指導歴がある峯上裕樹さん(25)=大阪府=が務める。
今後は県サッカー協会に登録申請書を提出し、来年には選手やスタッフの移住を開始。4月から県社会人サッカーリーグ3部に参戦する予定。
森永代表は「サッカークラブを通じた地域活性化が大きな目的。農業の後継者問題や少子高齢化といった地域課題の解決に向けて、まずは率先して地域に溶け込み、地域の皆さんと共に取り組んでいきたい」と話している。
■CFで資金募集
南紀オレンジサンライズFCは、クラウドファンディング(CF)で運営資金を募っている。使途は荷物車の購入、ユニホームの製作、サッカー協会への加盟登録など。寄付した人には、返礼として協力企業の梅加工食品などを贈る。期間は27日まで。
活動状況はホームページやツイッター、インスタグラムなどで発信している。