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新宮市が一関市と友好都市提携 熊野信仰が縁で

 和歌山県新宮市は、岩手県の一関市と友好都市の提携を結んだ。一関市には、およそ1300年前に熊野本宮大社(田辺市)と熊野速玉大社(新宮市)の熊野神をそれぞれ勧請した「本宮」と「新宮」の2社殿からなる室根神社がある。歴史的なつながりがある新宮市と一関市で相互の交流を深めるため、友好都市の締結が決まった。

 一関市は、人口11万2639人(3月31日現在)、面積は1256平方キロ。岩手県の最南端にある。東北地方のほぼ中心に位置しており、古くから交通の要衝として栄えてきた。

 21日にオンラインでの調印式があり、新宮市の田岡実千年市長と一関市の勝部修市長が友好都市提携の盟約書に調印をした。

 新宮市は、宮城県気仙沼市とも友好都市を締結。アメリカ・カリフォルニア州サンタクルーズ市と宮城県名取市、広島県三原市とは姉妹都市として提携している。

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