外出自粛要請7日にも解除へ 和歌山県、コロナ感染が落ち着き
和歌山県の仁坂吉伸知事は2日、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、県民に求めている不要不急の外出自粛要請を7日に解除し、「安全な生活、外出を心掛ける」に切り替えると発表した。感染状況が落ち着いてきたためで、このままの状況が週末まで続くことを条件としている。
「第4波」は特に4月上旬から広がり、1日当たりの感染者発表人数は7日に38人、9日に44人、20日に55人と相次いで最多を更新した。この間、病床の使用状況も逼迫(ひっぱく)してきたため、県は14日、紀北地域の住民を対象に不要不急の外出自粛を要請。21日には全県に対象を拡大した。その後、期間を2度延長し、5月末までの予定としたが、さらに28日には期限を定めずに延長すると発表していた。
一方で、最近は感染者が減少し、発表人数が10人を下回る日も増えてきたことから、要請内容を切り替えた。
仁坂知事は「『不要不急』という目的で縛るのは、混乱期を除いてできるだけ避けたいと思う」と述べた。外出を控えることで運動不足になったり、経済悪化を招いたりする恐れがあるためという。一方で「感染が大流行になる可能性は消えていない。マスクを着用し、手洗いをする、密を避けるなど気を付けてやってほしい」と呼び掛けた。
一方で、県外からキャンプやバーベキュー、釣りなどに訪れる人に対する心配の声が住民から上がっているといい、所定の場所で管理者の定めるルールを守って感染対策すると同時に、ごみを持ち帰ることも新たに求めた。
仁坂知事は「感染リスクを高めた上に、ごみだけを置いていくなんてとんでもない。各県が求めている外出自粛を守るのが当然と思うが、ルールだけは最低限、守ってほしい」とし、県民に対してもルールを守るよう呼び掛けた。
■4分の1超え全国最高
1回目の高齢者接種
県は高齢者のワクチン接種について、5月30日時点で26・82%(全国平均13・14%)の人が1回目を終えたと発表した。全国最高で、4分の1を超えたのは唯一という。
ほかに20%を超えたのは山口県(24・52%)、鳥取県(22・52%)、佐賀県(22・51%)、高知県(22・44%)、宮崎県(21・19%)となっている。
「第4波」は特に4月上旬から広がり、1日当たりの感染者発表人数は7日に38人、9日に44人、20日に55人と相次いで最多を更新した。この間、病床の使用状況も逼迫(ひっぱく)してきたため、県は14日、紀北地域の住民を対象に不要不急の外出自粛を要請。21日には全県に対象を拡大した。その後、期間を2度延長し、5月末までの予定としたが、さらに28日には期限を定めずに延長すると発表していた。
一方で、最近は感染者が減少し、発表人数が10人を下回る日も増えてきたことから、要請内容を切り替えた。
仁坂知事は「『不要不急』という目的で縛るのは、混乱期を除いてできるだけ避けたいと思う」と述べた。外出を控えることで運動不足になったり、経済悪化を招いたりする恐れがあるためという。一方で「感染が大流行になる可能性は消えていない。マスクを着用し、手洗いをする、密を避けるなど気を付けてやってほしい」と呼び掛けた。
一方で、県外からキャンプやバーベキュー、釣りなどに訪れる人に対する心配の声が住民から上がっているといい、所定の場所で管理者の定めるルールを守って感染対策すると同時に、ごみを持ち帰ることも新たに求めた。
仁坂知事は「感染リスクを高めた上に、ごみだけを置いていくなんてとんでもない。各県が求めている外出自粛を守るのが当然と思うが、ルールだけは最低限、守ってほしい」とし、県民に対してもルールを守るよう呼び掛けた。
■4分の1超え全国最高
1回目の高齢者接種
県は高齢者のワクチン接種について、5月30日時点で26・82%(全国平均13・14%)の人が1回目を終えたと発表した。全国最高で、4分の1を超えたのは唯一という。
ほかに20%を超えたのは山口県(24・52%)、鳥取県(22・52%)、佐賀県(22・51%)、高知県(22・44%)、宮崎県(21・19%)となっている。