ホタル舞い始め 紀南に初夏の訪れ
和歌山県紀南地方でヒメボタルやゲンジボタルが舞い始め、初夏の訪れを知らせている。
田辺市稲成町の動鳴気峡の広場では14日夜、ヒメボタルが木々の間をイルミネーションのように短く光を点滅させながら飛び交った。
午後7時半ごろから、約50匹が1秒に満たないほどの短い間隔で「パッ、パッ、パッ」とめりはりのある光を放ち、暗闇の中、周囲の木々をクリスマスツリーのように幻想的に彩った。
上富田町岡にある川では14日、ゲンジボタルが午後7時半ごろから飛び始め、8時半ごろには「フワッ、フワッ」とゆったりとした光が川全体で見えるようになった。
県立自然博物館(海南市)によると、ヒメボタルは最大約10ミリ、ゲンジボタルは約20ミリ。ヒメボタルの幼虫が陸地で暮らし、陸生の巻き貝を食べるのに対し、ゲンジボタルの幼虫は水中で生活しカワニナを食べているという。
同館の松野茂富学芸員は「ホタルは光を嫌うのでライトは使わないでほしい。足元に注意しながら、ホタルと適度な距離で観察してもらえたら」と呼び掛けている。
田辺市稲成町の動鳴気峡の広場では14日夜、ヒメボタルが木々の間をイルミネーションのように短く光を点滅させながら飛び交った。
午後7時半ごろから、約50匹が1秒に満たないほどの短い間隔で「パッ、パッ、パッ」とめりはりのある光を放ち、暗闇の中、周囲の木々をクリスマスツリーのように幻想的に彩った。
上富田町岡にある川では14日、ゲンジボタルが午後7時半ごろから飛び始め、8時半ごろには「フワッ、フワッ」とゆったりとした光が川全体で見えるようになった。
県立自然博物館(海南市)によると、ヒメボタルは最大約10ミリ、ゲンジボタルは約20ミリ。ヒメボタルの幼虫が陸地で暮らし、陸生の巻き貝を食べるのに対し、ゲンジボタルの幼虫は水中で生活しカワニナを食べているという。
同館の松野茂富学芸員は「ホタルは光を嫌うのでライトは使わないでほしい。足元に注意しながら、ホタルと適度な距離で観察してもらえたら」と呼び掛けている。