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潮岬のキャンプ場閉鎖 コロナ禍のGW始まる

臨時閉鎖された「潮岬望楼の芝キャンプ場」(29日、和歌山県串本町潮岬で)
臨時閉鎖された「潮岬望楼の芝キャンプ場」(29日、和歌山県串本町潮岬で)
5月1~5日に臨時休業することを決めた道の駅「虫喰岩」(30日、和歌山県古座川町池野山で)
5月1~5日に臨時休業することを決めた道の駅「虫喰岩」(30日、和歌山県古座川町池野山で)
 東京や大阪など4都府県に新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言が発令される中、ゴールデンウイーク(GW)が始まった。和歌山も宣言の対象だった昨年と異なり、串本町では今年、公的な観光関連施設は今のところ通常通り営業するが、同町潮岬にある「潮岬望楼の芝キャンプ場」については「アウトドア人気が高まる中で密は避けられない」として28日から臨時閉鎖。古座川町も河原でのキャンプなどは自粛するよう呼び掛けている。

 串本町では昨年のGW、和歌山県を含めた全国で緊急事態宣言が出ていたことから「トルコ記念館」や「道の駅くしもと橋杭岩」「串本町B&G海洋センター」といった町内の主立った公的な観光関連施設が軒並み閉鎖された。

 今年は「和歌山県自体に緊急事態宣言が出ているわけではない」として今のところ通常通り営業するが、潮岬望楼の芝キャンプ場と専用駐車場については「観光客がどっと押し寄せる可能性がある」として臨時閉鎖した。キャンプ場は昨年も4月1日から6月18日まで閉鎖しており、この時季の閉鎖は2年連続。今年は宣言が終わる予定の5月11日までとしている。

 同町の南紀串本観光協会も、緊急事態宣言や県からの不要不急の外出自粛要請を受け、25日から古座川のレンタルカヤックと体験カヤックのサービスを休業している。

 期間は5月11日までの予定で、観光協会の宇井晋介事務局長(65)は「アウトドア指向の中でカヤック人気も年々高まっており、GW期間中の申し込みも多かったので申し訳ない。ただ、観光協会が修学旅行のワンストップ窓口にもなっていることもあり、万が一のことがあれば関係各所への影響が大きいので営業を自粛することにした」と話す。

 古座川町では、町が河原でのキャンプやバーベキューを自粛するよう呼び掛けている他、古座川町観光協会の事務所がある道の駅「虫喰岩」(古座川町池野山)が「観光客だけでなく、訪れる地域の高齢者も多いので感染が拡大しては大変」などとして5月1~5日に臨時休業することを決めた。期間中、観光案内は電話のみで対応する。

 この他、道の駅「瀧之拝太郎」(同町小川)は1、2の両日は通常営業するが、本来営業する祝日の3~5日は休業。同町長追の「美女湯温泉」も1~5日に臨時休業するという。

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