コミバスの利用が過去最少 コロナ影響、みなべ町
和歌山県みなべ町が運行するコミュニティーバス(コミバス)の2020年度の利用者数は延べ3056人で過去最少となった。新型コロナウイルス感染症の影響を受け、前年度より1295人減った。
コミバスは町が南部タクシーに委託し運行。中心部、山間部東部(清川)、山間部西部(高城)、岩代の4ルートを走らせている。利用者数は18年度が3862人で、それまでで最少だったが、19年度は4351人と回復。しかし、20年度は再び最少に落ち込んだ。
20年度の運行便数は前年度と比べて全ルートで計412便減った。利用者数は、月平均約255人で、多かったのは6月の319人や10月の312人。少なかったのは1月の194人だった。
20年度の利用者をルート別で見ると、山間部東部1260人(前年度比348人減)、山間部西部400人(184人減)、岩代274人(371人減)、中心部1122人(392人減)だった。
コミバス同様、町が南部タクシーに委託して南部駅と上軽井川(清川)間で運行しているタクシー定期便の利用者数も、20年度は1080人で、前年度の1479人から399人減った。
町総務課は「高齢者の免許証自主返納の支援事業として乗車券を交付していることもあり、コミバスの利用者は19年度には持ち直してきていたが、20年の1月以降は、コロナのために大幅に減った」と話す。
◇
町は、高齢者の免許証の自主返納を支援する事業として、自主返納した65歳以上の町民に南部タクシー(コミバス、定期便、タクシー)で利用できる乗車券1万5千円分と、みなべスタンプ協同組合加盟店で利用できる商品券5千円分の交付をしている。
20年度中の高齢者運転免許証自主返納の実績は49(男26、女23)人で、19年度の68人より減った。町総務課は「これまでに一定の自主返納があったので、今後は、20年度くらいの人数で推移するのではないか」とみている。
コミバスは町が南部タクシーに委託し運行。中心部、山間部東部(清川)、山間部西部(高城)、岩代の4ルートを走らせている。利用者数は18年度が3862人で、それまでで最少だったが、19年度は4351人と回復。しかし、20年度は再び最少に落ち込んだ。
20年度の運行便数は前年度と比べて全ルートで計412便減った。利用者数は、月平均約255人で、多かったのは6月の319人や10月の312人。少なかったのは1月の194人だった。
20年度の利用者をルート別で見ると、山間部東部1260人(前年度比348人減)、山間部西部400人(184人減)、岩代274人(371人減)、中心部1122人(392人減)だった。
コミバス同様、町が南部タクシーに委託して南部駅と上軽井川(清川)間で運行しているタクシー定期便の利用者数も、20年度は1080人で、前年度の1479人から399人減った。
町総務課は「高齢者の免許証自主返納の支援事業として乗車券を交付していることもあり、コミバスの利用者は19年度には持ち直してきていたが、20年の1月以降は、コロナのために大幅に減った」と話す。
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町は、高齢者の免許証の自主返納を支援する事業として、自主返納した65歳以上の町民に南部タクシー(コミバス、定期便、タクシー)で利用できる乗車券1万5千円分と、みなべスタンプ協同組合加盟店で利用できる商品券5千円分の交付をしている。
20年度中の高齢者運転免許証自主返納の実績は49(男26、女23)人で、19年度の68人より減った。町総務課は「これまでに一定の自主返納があったので、今後は、20年度くらいの人数で推移するのではないか」とみている。