【動画】「新鮮」な催し初開催 生マグロ市場でオペラコンサート
和歌山県那智勝浦町は17日、日本有数の生マグロの水揚げ量で知られる同町の勝浦地方卸売市場を舞台に、オペラの名曲などを披露するコンサートを開いた。平城宮跡(奈良市)などで野外オペラ公演を成功させている「さわかみオペラ芸術振興財団」(代表理事=澤上篤人・さわかみ投信会長、東京都)の協力で初開催。約350人の聴衆が、普段は生マグロが並ぶ市場に歌声が響きわたる”新鮮”な催しを楽しんだ。
「さわかみオペラin南紀勝浦生まぐろ市場コンサート」は、堀順一郎町長と財団の澤上代表理事が以前から交流があったことから「コロナ禍で打撃を受ける地域の活性化につながれば」として実現。同町築地7丁目にある卸売市場第1売場(約2千平方メートル)で、新型コロナの感染予防対策を取りながら開いた。
コンサートには梨谷桃子さん(ソプラノ)、前川健生さん(テノール)、斉木健詞さん(バス)の歌手3人と、ピアニストの篠宮久徳さんが出演。最初に「扇まつりの 火あかりに 滝うるはしく 神寂びぬ」という歌詞で始まる町歌をサプライズで披露。2時間近くにわたり「闘牛士の歌」や「ある晴れた日に」といったオペラの名曲のほか、「早春賦」など日本歌曲も歌い、雨音や漁船のエンジン音をかき消す大音声で、観客を魅了した。
堀町長は「素晴らしいコンサートだった。特にサプライズで町歌も歌っていただき、町民の皆さんの耳に残ったのではないか。来年はさらに良いオペラコンサートになるように工夫していきたい」と話していた。
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コンサートの動画はニュースサイト「アガラ」で見ることができます。
「さわかみオペラin南紀勝浦生まぐろ市場コンサート」は、堀順一郎町長と財団の澤上代表理事が以前から交流があったことから「コロナ禍で打撃を受ける地域の活性化につながれば」として実現。同町築地7丁目にある卸売市場第1売場(約2千平方メートル)で、新型コロナの感染予防対策を取りながら開いた。
コンサートには梨谷桃子さん(ソプラノ)、前川健生さん(テノール)、斉木健詞さん(バス)の歌手3人と、ピアニストの篠宮久徳さんが出演。最初に「扇まつりの 火あかりに 滝うるはしく 神寂びぬ」という歌詞で始まる町歌をサプライズで披露。2時間近くにわたり「闘牛士の歌」や「ある晴れた日に」といったオペラの名曲のほか、「早春賦」など日本歌曲も歌い、雨音や漁船のエンジン音をかき消す大音声で、観客を魅了した。
堀町長は「素晴らしいコンサートだった。特にサプライズで町歌も歌っていただき、町民の皆さんの耳に残ったのではないか。来年はさらに良いオペラコンサートになるように工夫していきたい」と話していた。
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コンサートの動画はニュースサイト「アガラ」で見ることができます。