イタドリの新芽を収穫する研究員(和歌山県日高川町で)
山菜イタドリ(通称ゴンパチ)の新芽が、和歌山県の紀南地方の土手や河原などで顔を出している。近年は畑で栽培する農家も増えており、太く育った茎を一本一本丁寧に収穫する姿が見られる。ピークは例年より早いという。
上富田町の県林業試験場は、日高川町の農地をイタドリの栽培の試験地に使っており、収穫のピークを迎えている。ここでは主に収穫や管理方法の違いによる収量の経年変化を調べている。
研究員らは全長40センチ以上、直径1・5センチ以上に成長したものを試験区画ごとに切り取り、全長と直径、重さを測った。ここでは例年より数日早い2日から収穫を始めた。