軒下に巣を作るツバメ(田辺市天神崎で)
紀南地方に、春の使者ツバメ(ツバメ科)が飛来している。田辺市天神崎の立戸町内会館付近では、3月中旬から数羽のツバメが見られ、民家の軒下に巣を作っている。
日本野鳥の会県支部によると、ツバメは全長約17センチ、額と喉が赤茶色をしている。飛んでいる虫などを食べる。南方のフィリピンや東南アジアで越冬し、日本には夏鳥として飛来する。田辺市の県支部会員は2月26日ごろに飛来を初確認した。「例年より1週間ぐらい早いのでは」と話している。
近くに住む今村愛子さん(86)は「毎年愛らしい姿を見るのが楽しみ」と話している。