保護されて元気を回復したオオコノハズク(2日、和歌山県田辺市で)
絶滅危惧種の野鳥オオコノハズクが1日、和歌山県田辺市内の畑にある防護ネットに掛かっているのが見つかり、市内の日本野鳥の会県支部会員のもとに持ち込まれた。衰弱していたがけがはなく、2日夜に放鳥された。
会員によると、持ち込まれた当初は餌も食べなかったが、体を温めながら餌を少しずつ与え、翌日には部屋の中を動き回るまで回復したという。
オオコノハズクは全長24センチほどの小さなフクロウ。個体数は少なく、県のレッドデータブックで絶滅危惧2類に分類されている。