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大斎原が銀世界に 紀南の山間部で積雪

大雪で銀世界となった熊野本宮大社の旧社地・大斎原や田んぼ(12日午前8時42分、和歌山県田辺市本宮町本宮で)
大雪で銀世界となった熊野本宮大社の旧社地・大斎原や田んぼ(12日午前8時42分、和歌山県田辺市本宮町本宮で)
 上空に寒気が入ったタイミングで南の海上を低気圧が通過した影響で12日午前、和歌山県内の山間部に雪が積もった。田辺市本宮町では、世界遺産・熊野本宮大社の旧社地・大斎原(おおゆのはら)周辺などが一面の銀世界。「近年にない大雪」との声も聞かれた。

 熊野本宮大社では午前8時半ごろ、境内で5センチほどの積雪があり、本殿や拝殿、参道などが雪化粧。神職は「去年の年末から何度か雪は降っているが、今日は近年にないほど積もった。早く暖かくなってほしい」と話した。

 日本一の大きさを誇る大鳥居(高さ33・9メートル、幅42メートル)がそびえる大斎原でも、周囲の田んぼなどに雪が積もり、一面の雪景色。撮影に訪れている写真愛好者の姿も見られた。

 和歌山地方気象台によると、13~16日にかけては各地の平野部で最高気温が10度を超えるなど寒気は一段落する見通しという。

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