神島高校（和歌山県田辺市）の商品開発プロジェクト「神島屋」が、紀州スギを使ったクリスマス飾り「ミニすぎツリー」を田辺市高雄１丁目の家具店「リバラック」で試験販売している。神島屋は「お家に小さなクリスマスを届けたい」とＰＲしている。

　神島高校３年生は学校生活最後の思い出をつくろうと、紀州スギを使ったクリスマスイベントを準備している。「ミニすぎツリー」は、資金を募るクラウドファンディングの返礼品として開発。「かわいい」と好評だったため、商品化できないかと企画した。

　ミニすぎツリーはクリスマスツリーの形をした飾りで、高さ１４センチ（土台含む）、幅６センチ。形だけでなく、ツリーの飾り付けもデザインしている。商品名は「小さなスギ」と「ちっちゃすぎ」の二つの意味を掛け合わせた。

　デザインを担当した３年生の芝田茉尋さんは「小さいから玄関でも、テレビ台の上にも飾られる。私は勉強机の上に置いておきたい。身近に木があると癒やされる。クリスマスが過ぎてもインテリアとしてかわいがってほしい」とアピールした。

　価格は１２００円（税込み）。リバラック（０７３９・２２・６１００）の営業時間は午前１０時～午後７時。火、水曜定休。