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パンダのまち白浜に竹アート 食べない幹を活用

細い竹をドーム型に組み合わせた幾何学模様の作品(和歌山県白浜町の千畳敷で)
細い竹をドーム型に組み合わせた幾何学模様の作品(和歌山県白浜町の千畳敷で)
 和歌山県白浜町内の景勝地や交通拠点で19日、竹を使った芸術作品の展示が始まった。レジャー施設「アドベンチャーワールド」や民間企業の実行委員会が主催する「南紀白浜パンダバンブーEXPO」の一環で、来年1月17日まで。

 施設が7頭を飼育するジャイアントパンダは竹の葉を食べるが、口にしない幹の部分は年間で約100トンになるという。これらを捨てずに活用することで、見る人たちに持続可能な社会づくりについて考えてもらおうという企画。

 作品は、白良浜▽三段壁▽千畳敷▽JR白浜駅▽南紀白浜空港▽町役場▽アドベンチャーワールド―などで展示している。アーティストや企業、芸術系大学大学院の教授らが手掛けた。一部は夜間、内側からライトを点灯して「竹あかり」にする。

 実行委では11月下旬以降に計5日間、各地でワークショップを開催。参加した約140人が、ドリルで竹幹に小さい穴を開けて線にし、デザインをかたどった。ここで完成した作品も展示している。

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