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チェックシートで詐欺防止 電子マネー販売のコンビニに配布

電子マネーを使った特殊詐欺の被害を防ぐため、コンビニエンスストアの店長(右)にチェックシートについて説明する白浜署員=和歌山県白浜町で
電子マネーを使った特殊詐欺の被害を防ぐため、コンビニエンスストアの店長(右)にチェックシートについて説明する白浜署員=和歌山県白浜町で
 特殊詐欺の被害防止に役立ててもらおうと和歌山県警白浜署は、電子マネーを販売する際の注意点をまとめたチェックシートを作り、管内のコンビニエンスストアに配布している。

 チェックシートには「電子マネーの番号を伝えるよう言われた」「支払いの理由に『サイト使用料金』『裁判』などのキーワードが出てくる」といった4項目を掲載。電子マネーを購入する客に声掛けをした際、当てはまる項目があれば警察に通報してもらう仕組み。

 同署によると、管内ではコンビニで電子マネーを購入させる特殊詐欺の被害が相次いでいる。昨年5月には、インターネットサイトの未納料金を払わないと裁判になるとして、50万円分の電子マネーをだまし取られる被害があった。今年に入ってからも、「メールのやりとりをするだけで金を稼げる」と持ち掛けられて登録料をだまし取られた事例や、パソコンの画面にハッキングされたと表示され、直すために電子マネーを買うよう指示されたケースがあったという。

 こうした被害を防ごうと、同署は独自にチェックシートを作製。署員が管内のコンビニ計8店舗を回ってチェックシートを配布し、注意を促している。

 16日には、署員が白浜町のローソン白浜町白浜店を訪問。岩﨑央店長(60)にチェックシートの内容について説明し、「お客さんが来たときに確認してもらい、おかしいと思ったらすぐに通報してほしい」と求めた。

 岩﨑店長は「年配の方が電子マネーを購入する際に声を掛けるなど、普段から気を付けている。地域の人もよく利用してくれているので、被害を一件でも防げるようにこれからも注意していきたい」と話した。

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