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大阪への外出自粛呼び掛け29日まで延長

和歌山県庁
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 和歌山県の仁坂吉伸知事は14日、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、4日から県民に呼び掛けている大阪府への不要不急の外出自粛の期間について、15日までとしていたのを29日まで2週間延長すると発表した。また、帰省などの際、高齢者らに感染させないような対策も求めた。

 大阪府が14日、府民への外出自粛要請を29日までに延長すると発表。それを受けて県は2週間延長した。

 仁坂知事は「一番懸念しているのは、基礎疾患がある高齢者らの感染。重症化、重篤化する場合が多い」と話した。これを踏まえ「帰省をやめてくださいとは言わないが、感染が流行している地域から、実家への帰省や親類宅に行く人は、高齢者や身体の弱い人にうつさないようにしてほしい。無症状でウイルスを持って帰る場合もある」と述べた。

 飲食店の営業時間短縮要請のことにも触れ「今のところは必要ないと思っている。抑えれば抑えるほど、感染防止にはプラスだが、和歌山ではマイナスの方が大きいのではないかと判断している」との考えを示した。

 菅義偉首相が14日、28日から来年1月11日まで「Go To トラベル」事業を全国一斉に停止すると表明したことについては「保健医療行政をきちんとやるという前提で言えば、あまり制限しない方がいいのが基本。国は全体を見ているし、国の制度なので、そうなればそれを前提に考えるしかない」と話した。

 政府の分科会は感染状況の警戒度をステージ1~4に分類している。県内では「現時点の確保病床の占有率」は27・8%で、ステージ3(感染急増)の指標値25%を超えている。ただ、県内では無症状や軽症者を含め、全員入院しているためで、他都道府県とは単純に比較できないという。最大確保病床の占有率や10万人当たりの療養者数、感染経路不明割合など、この他の基準はステージ2(感染漸増)にある。

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