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児童も参加しアマゴの稚魚放流 南部川漁協

アマゴの稚魚を放流する清川小学校の児童(和歌山県みなべ町清川で)
アマゴの稚魚を放流する清川小学校の児童(和歌山県みなべ町清川で)
 和歌山県みなべ町の南部川漁協(永井誠組合長)はこのほど、アマゴの稚魚を南部川上流の高城地区や清川で放流した。

 みなべ・田辺地域世界農業遺産推進協議会の補助金を活用した事業。自然豊かな世界農業遺産の地を後世に引き継ぎ、子どもの体験学習などにもつなげられたらと、2018年から取り組んでいる。

 放流したのは、日高川漁協から購入した体長10~15センチの5700匹。初日に高城13カ所、清川11カ所で放流し、2日目は一部残しておいた稚魚を、清川小学校の児童16人に地元の川で放流してもらった。

 栗山光夫理事(70)は、アマゴについて体に朱色の点があって美しいこと、長いと4、5年生きて大きくなること、放流した稚魚は来年には卵を産む可能性があることなどを説明し「水が美しい川でないとアマゴは生きられない。川を大切にしてほしい」と呼び掛けた。

 児童は稚魚をバケツから川に放し、流れになじんで元気に泳いでいくのを見送った。4年生の硲琥大朗君は「アマゴはきれいだと思った。でっかくなってほしい」と話した。

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