富士山のような形に植栽されたウバメガシ(和歌山県田辺市上秋津で)
和歌山県田辺市上秋津の市道沿いにある工場の屋根に、富士山のような形に植栽されたウバメガシが、通行人から注目を浴びている。
工場の経営者が約50年前、工場隣にある自宅の庭に植えたウバメガシ。屋根の上で将来、富士山に見えるようにするため、年に1~2回剪定(せんてい)し、作業にはリフトを使っている。富士山の形にするのに約30年かかったという。現在の樹齢は約60年、幹回りは約50センチ、枝の最長は約30メートルに成長した。
経営者の70代男性は「ほぼ完成に近づいた。最近、通り掛かりの人が珍しがって見てくれる。大阪や静岡の人もいた」と話していた。