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ペットボトルロケット発射~ 田原小児童が打ち上げを体験

ペットボトルロケットの打ち上げ方について説明を受ける児童(14日、和歌山県串本町田原で)
ペットボトルロケットの打ち上げ方について説明を受ける児童(14日、和歌山県串本町田原で)
 和歌山県串本町田原小学校で14日、ペットボトルロケットを飛ばす体験学習があった。全校児童14人が、来年度中に地区内にできるロケット発射場から打ち上げられる本物のロケットに思いをはせながら、ペットボトルロケットを打ち上げた。

 田原では現在、小型ロケット発射場「スペースポート紀伊」の建設が着々と進んでいる。ペットボトルロケットは、工事を施工している清水建設(東京都)が寄贈した。同社は、ロケット発射場を建設している「スペースワン」(東京都)の出資会社の1社。小型ロケットは、来年度中に第1号機が発射される予定で、2020年代半ばには年間20機の打ち上げを目指しているという。

 この日、児童は体育館でペットボトル(500ミリリットル)に羽根などを取り付けた後、運動場に出て、順番に空に向けてロケットを上げた。総合的な学習の時間でロケットについて学んでいるという5年生男子は「本番の打ち上げが楽しみ。見に行きたい」と話した。

 野端則久校長は「校舎の屋上からもロケットが見えるということで、児童たちも楽しみにしている」と言い、授業を見守った清水建設の中島正暁さんは「子どもたちにはペットボトルロケットからいろんなことを学んで、思い切り遊んでほしい」と述べた。

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