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今年の新梅干し奉納 本宮大社に田辺梅干組合

新梅干しの入った樽を九鬼家隆宮司(右)に渡す大谷喜則副理事長=7日、和歌山県田辺市本宮町で
新梅干しの入った樽を九鬼家隆宮司(右)に渡す大谷喜則副理事長=7日、和歌山県田辺市本宮町で
 和歌山県田辺・西牟婁地方の梅加工業者でつくる「紀州田辺梅干協同組合」は7日、今年収穫した南高梅で作った新梅干しを、コロナ禍の終息や紀州梅干しの発展などを願い、田辺市本宮町の世界遺産・熊野本宮大社に奉納した。

 この梅干しは、6月6日の「梅の日」に、組合などが参加する「紀州梅の会」が本宮大社で記念式典を開いた際、儀式として塩漬けした梅を天日干しして仕上げた。

 この日は関係者が本宮大社を訪れ、10キロの樽(たる)と1キロ樽を一つずつ奉納した。

 協同組合の大谷喜則副理事長(64)は「コロナ禍の一日も早い終息や日本経済の再生、来年こそは梅が豊作であることを熊野の神々に願った」。九鬼家隆宮司(64)は「新型コロナウイルスの終息を願う梅干しとして、参拝に来られた特に年配の方にお渡しできれば」と話した。

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