和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

南紀白浜で時間69ミリ 紀南でまとまった雨

 温帯低気圧になった台風9号の影響で、南から暖かく湿った空気が入ってきたため、和歌山県紀南地方では1日から4日にかけてまとまった雨が降った。南紀白浜では4日午前6時31分までの1時間に69ミリという9月の観測史上最大の雨となった。

 和歌山地方気象台によると、1日の降り始めから4日午前10時までの紀南の積算雨量は、西川(古座川町)が211・5ミリで最も多かった。次いで、潮岬(串本町)172・5ミリ▽色川(那智勝浦町)168ミリ▽日置川(白浜町)163・5ミリ▽本宮(田辺市)150・5ミリ▽新宮138・5ミリ▽南紀白浜118・5ミリ―など。

 時間雨量では南紀白浜に次いで、日置川48ミリ=4日▽色川41ミリ=2日▽本宮40ミリ=2日▽新宮35ミリ=2日▽潮岬33・5ミリ=4日―だった。

 非常に強い台風10号が勢力を強めながら太平洋を北上しており、7日には九州の西に達するとみられている。今後、この台風の影響も考えられるため、気象台は引き続き注意を呼び掛けている。

 大雨の影響で、JR西日本は4日午前6時半から10時半まで、紀伊田辺駅から周参見駅間の運転を見合わせた。

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